2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧
地星社ももっと情報発信していこうということで、7月15日からブログを更新してきました。8月末までは、平日毎日更新するということを個人目標として掲げていて、どうにか今回でそれは達成できました(けっこう大変でした…)。 ブログを更新していると、気に…
NPOにとっての調査の重要性については、以前から言われていたことだと思います。とは言え、調査をするにあたっての資金をどう工面するのかというのは現在に至るまで頭の痛い問題です。調査に使える助成金はそれほど多くはありませんし、調査は一般的に地味な…
8月26日はIIHOEの川北秀人さんによる小規模多機能自治の勉強会でした。地星社も協力団体として開催にかかわりました。川北さんのブログから当日の発表資料をダウンロードできます。 小規模多機能自治をごく簡単に言うと、「地域自主組織による課題解決型の住…
NPOが活動を行う場合の問いの立て方は「どうすれば〜できるか?」というパターンになることが多いと思います。 どうすれば、障害者が就労できるか? どうすれば、住民主体の地域づくりができるか? どうすれば、二酸化炭素の排出量を減らせるか? など 「ど…
せんだい・みやぎNPOセンターの代表理事だった加藤哲夫さんが亡くなって、8月26日でちょうど5年になります。私も地星社を立ち上げる前、センターの職員として講座の開催や助成プログラムの実施、事務局運営など、加藤さんと一緒に仕事をする中で、多くのこと…
あれこれとブログ記事を平日毎日更新していて、気づくと地星社についてはほとんど書いていませんでした。地星社がそもそもどのような活動をしているのか、ちょくちょくこのブログでもご紹介していきたいと思います。 地星社の事業分野は以下の3つになります…
以前、地域に根差した福祉の実践を長らくされているNPOの代表の方に、エンパワーメントについて伺う機会がありました。その方がおっしゃるには、エンパワーメントとは、「自分の言葉で社会に参画すること・自己決定することの手助けである」とのことでした。…
リサーチ・クエスチョンの種類として、記述の問いと説明の問いがあるという説明をしました。記述の問いの場合は、「〜はどうなっているか?」という現状を問うものなので、必ずしも仮説を立てることは必要ではありません。記述の問いへのアプローチの方法に…
NPOが活動するにあたって、調査の重要性はさまざまなところで指摘されています。その言わんとするところは、「客観的な根拠に基づいて事業をせよ」ということでしょう。というのも、想いが強いばかりに、実態の把握が疎かなまま事業を企画・実施して、結果と…
生活困窮者自立支援制度が始まったことにより、各地で生活困窮家庭の子どもを対象とした学習支援事業が増えています。これについて問題提起しているブログ記事を見つけたのでご紹介します。一部引用しますが、詳細はリンク先の記事をご覧ください。 children…
私が助成金の相談や問合せを受けたときに確認する点として、その団体のベースの事業は何かということがあります。ベースの事業も、意味合いによって2種類に分けて考えています。 ①ミッション的ベースの事業…団体のミッションや存在意義に直接的にかかわる事…
以前も書いたように、世に出ている社会調査のテキストのほとんどは、大学の社会調査の授業で使われることを想定したものです。そのため、NPOのスタッフや公務員といった実務家が社会調査について学ぶにはやや実践的ではないということがあり、実務家向けの社…
かつて、仙台市市民活動サポートセンターで働いていたことがあります。当時、そこは全国的に見ても先駆的な公設民営の施設だったので、行政の方の視察や来館もけっこうありました。そうして訪れる行政職員の方からは、「うちの市(町)は、NPOがあまり活発じ…
地星社では、助成金情報を一覧にまとめて提供していたこともあって、助成金に対する相談や問合せを受けることもしばしばあります。よく訊かれるのは、「何かいい助成金はありませんか?」という質問です。その団体が実施しようとしている事業にマッチする助…
情報収集は、ネットでほとんど済ませる方も多いことと思います。しかしこの本を読むと、図書館が持つ機能を情報収集にまだまだ活用してないと気づくでしょう。 本書では図書館を利用して情報を調べるポイントがたくさん紹介されています。著者は同志社大学の…
NPOが取り組む社会的課題について調べる際には、地元の行政機関が持つ情報も重要になることが多いでしょう。今回はそうした情報をどうやって入手するか、いくつかの方法をご紹介します。 担当部署に電話して訊いてみる 欲しい情報について、担当の部署の見当…
社会調査をするにあたっては、参考になる資料を集めたり、先行研究を調べたりなど、文献リサーチをすることも大事になります。文献リサーチをすることで、リサーチ・クエスチョンを深めたり、最初に立てた仮説を見直したりすることにつながることもあるでし…
「問い」が重要だと言われつつ、多くの社会調査のテキストでは問いの立て方についてそれほど詳しくは説明されていません。そこで、問いの立て方の方法として、新QC七つ道具から親和図法、連関図法を紹介します。それぞれの手法の詳細は、書籍やインターネッ…
「課題の見える化を図ろう」とあちこちで言われていますが、では実際にどうやればいいかということに頭を悩まされている方も多いと思います。本書は、図解で情報を整理し、構造化するための方法を紹介したものです。図解と言ってもあまり難しいやり方ではな…
QCとは品質管理(Quality Control)のこと。品質管理の手法の中に、QC七つ道具と呼ばれるものと、新QC七つ道具と呼ばれるものがあり、本書は後者の解説本です。 QC七つ道具はパレート図やヒストグラムなど、主に数値データを扱う手法です。それに対して新QC…
NPOが社会調査を行うということは、取り組んでいる(あるいは取り組もうとしている)社会的課題についてわからないことを明らかにしようということです。そこで、何を明らかにしようとするのか、調査にあたっての問いである「リサーチ・クエスチョン」を立て…
NPOが社会調査を行う場合、どのように進めていけばよいでしょうか。これまで紹介した2冊の本では、調査の進め方を以下のように示しています。まずは『社会福祉調査入門』から。 実践から浮かび上がって来た疑問 ↓①研究や調査の目的を定める「現場の問題から…