地星社のブログ

社会をよりよくする活動を行っている人や組織を支援する宮城の非営利組織、地星社のブログです。

2019年度 ソーシャルライター入門講座 in 岩沼 受講生の取材記事

2019年度、地星社ではソーシャルライター入門講座 in 岩沼を開催しました。3回の講座+取材体験を経て、受講者が作成した取材記事を掲載します。どの記事も力作ぞろいです。ぜひご覧ください。 chiseisha.hatenablog.jp chiseisha.hatenablog.jp chiseisha.h…

羊がつなぐ被災地の新しい交流

いわぬまひつじ村は、東日本大震災による津波被災後、草が生い茂り、石だらけだった手つかずの土地に作られたふれあい牧場です。行政や運営団体、地域住民が力を合わせて被災地の再生と活性化を実現しています。震災後の新しい交流や学びの場のかたちを取材…

母と幼子の孤立を防げ ~豊かなつながりと体験が生む「共育ち・共育て」~

「ちびぞうくらぶ」は、地域の乳幼児を持つお母さんの孤立を防ぎ、子育て仲間が集うための場です。口コミで参加者が増え、さらに大学生、中高年者、障害者など、多様な人々との交流も生まれています。誰もがのびのびとして育て合い、成長する「共育ち・共育…

つながりを取り戻す  ~世代をつなぎ、「住みたい」「帰ってきたい」地域へ~

岩沼市社会福祉協議会では、高齢者の方や障害を持つ方や子どもたちが、スポーツや介護体験を通じて交流するイベントなどを企画しています。今回は、地域福祉課にお勤めの小菅寿美(こすがとしよし)さんに熱い思いを伺いました。 取材先:小菅寿美さん(社会…

「住みたいまち・帰って来たいまち岩沼」をつくるために

生粋の岩沼っ子・小菅寿美さんは、生まれも育ちも岩沼市。就職先も「岩沼市社会福祉協議会」を選び、今は岩沼市で子育て中でもあります。小菅さんが仕事をする上で心がけていること、またその心がけにつながったきっかけについてお聞きしました。 取材先:小…

震災を乗り越え、地域に根付くコミュニティーの場

顔を合わせれば自然と挨拶が飛び交う、昔ながらの素朴なふれあいのある地域「玉浦地区」。その地域に根付いた、世代を超えたコミュニティの絆はとても力強い。「岩沼みんなの家」の活動をうかがい、その力強さはとても貴重で、今の時代に必要なものだと改め…

誰もが集まれ、楽しく過ごせる新たな地域の「居場所」

地域の子どもたちに温かくておいしい食事を提供している「いわぬま・こども食堂+」は、2018年2月にスタートしました。今、岩沼に新しいつながりを生む場として定着しつつあるこども食堂+には、どのような人が参加し、どのように運営しているのでしょうか。…

住民の興味から主体性を育むコミュニティ支援〜仮設住宅の課題に共同で取り組む〜

*本記事は「ソーシャルライター入門講座」の受講生用のダミー記事です。講座で原稿を書く際のフォーマットを示しています。*本記事は、取材相手が主語になっていますが、講座の原稿では取材相手を三人称にして記事を作成してください。 ▲音楽サークルなど…

クラウドファンディングと副代表(自分)の苦悩と向き合う(副代表理事 真壁さおり)

先日、「クラウドファンディングと布田代表の苦悩に向き合う」と題した文章で、みなさまに寄付へのご協力をお願いした。じゃあ自分はどうなのだ、ということで、今度は自分自身と向き合ってみた。 クラウドファンディングと向き合う私の苦悩は、ズバリ、「寄…

クラウドファンディングと布田代表の苦悩に向き合う(副代表理事 真壁さおり)

2016年9月末、地星社では、「地域の力を引き出す『宮城県 被災地・地域活動団体ガイドブック』発行」にあたり、クラウドファンディングでの寄付ご協力のお願いを開始した。 初めはほどほどに寄付が集まっていたが、10月5日~10日の5日間、まったく寄付に動き…

寄付金控除の社会的な意味合い—社会参加の度合いを高めるということ

先日、あるNPOの役員の方たちを対象に、認定NPO法人についての研修の講師をする機会があって、そのときに「寄付金控除の社会的な意味合い」についても話しました。ちなみに地星社も認定NPO法人です。13年3月1日法人設立→15年3月31日認定取得というほぼ最短コ…

「寄付・助成金を活かせる団体、活かせない団体」発表資料

10月6日、日本財団CANPAN・NPOフォーラムに布田が登壇し、CANPANの山田泰久さん、シーズ・市民活動を支える制度をつくる会の関口宏聡さんと「寄付・助成金を活かせる団体、活かせない団体」についてトークセッションを行いました。 当日の発表資料をこちらで…

「課題は何か」から「資源は何か」へ

東日本震災の後、被災地で復興支援をしている団体は、「課題は何か」「ニーズは何か」を問い続けながら活動してきました。また、外部の支援者(寄付者、助成機関等)からも同じ問いを問われ続けていたと思います。しかし、「課題は何か」「ニーズは何か」に…

「寄付」という参加のかたち—クラウドファンディングを始めるにあたって

地星社で、この度クラウドファンディングに挑戦することにしました。寄付を集めるプロジェクトについては、下記のクラウドファンディングのページをご覧ください。また、ページに書ききれなかったことは、このブログでも追々説明していきたいと思います。 地…

助成金の審査とルーブリック評価

先日、ある教育系のNPOが開催した委員会にオブザーバーとして参加させていただきました。その会議の中で、委員の方から研修での評価の方法について「ルーブリック評価」を取り入れてはどうかという提案がありました。私も不勉強で、ルーブリック評価という言…

ブログによる情報発信とその影響

地星社ももっと情報発信していこうということで、7月15日からブログを更新してきました。8月末までは、平日毎日更新するということを個人目標として掲げていて、どうにか今回でそれは達成できました(けっこう大変でした…)。 ブログを更新していると、気に…

調査の資金をどう調達するか—社会調査のための助成金

NPOにとっての調査の重要性については、以前から言われていたことだと思います。とは言え、調査をするにあたっての資金をどう工面するのかというのは現在に至るまで頭の痛い問題です。調査に使える助成金はそれほど多くはありませんし、調査は一般的に地味な…

小規模多機能自治というソーシャル・イノベーション

8月26日はIIHOEの川北秀人さんによる小規模多機能自治の勉強会でした。地星社も協力団体として開催にかかわりました。川北さんのブログから当日の発表資料をダウンロードできます。 小規模多機能自治をごく簡単に言うと、「地域自主組織による課題解決型の住…

リサーチ・クエスチョンを立てる③—「どうすれば」を「なぜ」に変換する

NPOが活動を行う場合の問いの立て方は「どうすれば〜できるか?」というパターンになることが多いと思います。 どうすれば、障害者が就労できるか? どうすれば、住民主体の地域づくりができるか? どうすれば、二酸化炭素の排出量を減らせるか? など 「ど…

加藤哲夫さんを偲ぶ

せんだい・みやぎNPOセンターの代表理事だった加藤哲夫さんが亡くなって、8月26日でちょうど5年になります。私も地星社を立ち上げる前、センターの職員として講座の開催や助成プログラムの実施、事務局運営など、加藤さんと一緒に仕事をする中で、多くのこと…

地星社の活動について

あれこれとブログ記事を平日毎日更新していて、気づくと地星社についてはほとんど書いていませんでした。地星社がそもそもどのような活動をしているのか、ちょくちょくこのブログでもご紹介していきたいと思います。 地星社の事業分野は以下の3つになります…

エンパワーメントとは何か

以前、地域に根差した福祉の実践を長らくされているNPOの代表の方に、エンパワーメントについて伺う機会がありました。その方がおっしゃるには、エンパワーメントとは、「自分の言葉で社会に参画すること・自己決定することの手助けである」とのことでした。…

説明の問いへのアプローチ①ー因果関係を考えて仮説を立てる

リサーチ・クエスチョンの種類として、記述の問いと説明の問いがあるという説明をしました。記述の問いの場合は、「〜はどうなっているか?」という現状を問うものなので、必ずしも仮説を立てることは必要ではありません。記述の問いへのアプローチの方法に…

当事者との協働による、社会を変えるための調査—『参加型アクションリサーチ(CBPR)の理論と実践』

NPOが活動するにあたって、調査の重要性はさまざまなところで指摘されています。その言わんとするところは、「客観的な根拠に基づいて事業をせよ」ということでしょう。というのも、想いが強いばかりに、実態の把握が疎かなまま事業を企画・実施して、結果と…

子どもの貧困から考える社会的課題の設定のしかた

生活困窮者自立支援制度が始まったことにより、各地で生活困窮家庭の子どもを対象とした学習支援事業が増えています。これについて問題提起しているブログ記事を見つけたのでご紹介します。一部引用しますが、詳細はリンク先の記事をご覧ください。 children…

「何かいい助成金はありませんか?」に答える前に②―ベースの事業はできているか

私が助成金の相談や問合せを受けたときに確認する点として、その団体のベースの事業は何かということがあります。ベースの事業も、意味合いによって2種類に分けて考えています。 ①ミッション的ベースの事業…団体のミッションや存在意義に直接的にかかわる事…

市民が行う社会調査のために①—『新版 実践はじめての社会調査』

以前も書いたように、世に出ている社会調査のテキストのほとんどは、大学の社会調査の授業で使われることを想定したものです。そのため、NPOのスタッフや公務員といった実務家が社会調査について学ぶにはやや実践的ではないということがあり、実務家向けの社…

NPOではない、地域の小さな団体の価値

かつて、仙台市市民活動サポートセンターで働いていたことがあります。当時、そこは全国的に見ても先駆的な公設民営の施設だったので、行政の方の視察や来館もけっこうありました。そうして訪れる行政職員の方からは、「うちの市(町)は、NPOがあまり活発じ…

「何かいい助成金はありませんか?」に答える前に①—その社会的課題にその事業で効果はあるか

地星社では、助成金情報を一覧にまとめて提供していたこともあって、助成金に対する相談や問合せを受けることもしばしばあります。よく訊かれるのは、「何かいい助成金はありませんか?」という質問です。その団体が実施しようとしている事業にマッチする助…

情報収集に図書館を活用する—『図書館に訊け!』

情報収集は、ネットでほとんど済ませる方も多いことと思います。しかしこの本を読むと、図書館が持つ機能を情報収集にまだまだ活用してないと気づくでしょう。 本書では図書館を利用して情報を調べるポイントがたくさん紹介されています。著者は同志社大学の…