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地星社のブログ

社会をよりよくする活動を行っている人や組織を支援する宮城の非営利組織、地星社のブログです。

小規模多機能自治というソーシャル・イノベーション

 8月26日はIIHOEの川北秀人さんによる小規模多機能自治の勉強会でした。地星社も協力団体として開催にかかわりました。川北さんのブログから当日の発表資料をダウンロードできます。

 小規模多機能自治をごく簡単に言うと、「地域自主組織による課題解決型の住民自治」です。地域の人口減少と少子高齢が進みさまざまな課題に地域が直面する中、自治会・町内会よりも少し広い範囲(概ね小学校区の範囲)で住民組織をつくり、住民の創意工夫で地域課題解決の事業を行っていくというものです。

 川北さんからは、なぜ小規模多機能自治が必要か、さまざまなデータに基づく地域予測と、小規模多機能自治の特徴の説明、そして小規模多機能自治が進んでいる島根県雲南市などでの事例の紹介がありました。

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 それで思ったのは、そこで取り上げられた事例、例えば、雲南市の地域の住民組織が水道検針を受託して高齢者の見守り支援をしている事例や、ファミマと協定を結んで移動コンビニを走らせている事例、そして小規模多機能自治そのものも、今風に言えばソーシャル・イノベーションなのではないかということ。

 「イノベーション」というと、あたかも都会のスマートな人たちがITやバイオなどの最新テクノロジーを駆使して課題解決するみたいなイメージがあります。しかし、田舎の地域住民が知恵を絞って地域の困りごとを解決しているような、みんな気づいてないけれどそれって実はソーシャル・イノベーションなのではというものが、世の中にはけっこうあるのではないでしょうか。

 そういう地域の力に気づき、それをさらに広めたり、取り組みを進化させたりする役割が私たちにも求められていると思います。(布田)