地星社のブログ

社会をよりよくする活動を行っている人や組織を支援する宮城の非営利組織、地星社のブログです。

2020年度ソーシャルライター入門講座 受講生取材記事

2020年度地星社で開催したソーシャルライター入門講座受講生の記事が完成しました。今年度は新型コロナウィルス感染予防のため、オンラインでの開催でしたが、受講生同士がすっかり親睦を深め、オンライン交流会まで開催した盛り上がりとなりました。5回の講…

「心をひとつに」〜人と人のつながりを取り戻したい!

「ふらむ名取」は、津波被災によってバラバラになってしまった名取市閖上地区の人たちの心を、再びつなぐことをめざして活動している団体です。「もう一度、心ひとつに」をスローガンに、広報誌の発行や語り部活動、復興住宅でのコミュニティ支援活動を通し…

大好きな閖上をもう一度

ふらむ名取は平成29年4月、閖上における東日本大震災の教訓を伝えるため、宮城県名取市閖上にて格井直光さんが立ち上げました。被災住民の自立とコミュニティ再生、新しいまちづくり活動の一環として、見守り活動や芋煮会などを行っています。また、住民の活…

多世代がゆるやかにつながる地域づくり ~笑顔の輪広がる下増田の実践~

「ワッショイ!DEN×3」は、名取市下増田地区にて、多世代交流イベントを通して地域を盛り上げている団体です。下増田の住民たちが地域資源を活用して、サツマイモの栽培や収穫を行う親子体験、地域の歴史探訪などの活動を行い、魅力ある地域づくりに取り組ん…

太鼓で閖上に元気を!全国に感謝を!

閖上太鼓保存会は東日本大震災で大きな被害を受けましたが、困難を乗り越え、活動を続けています。老若男女入り混じったメンバーが力強い掛け声とともに太鼓の音を響かせる保存会の活動を取材しました。 ■取材先:三浦勝治さん(閖上太鼓保存会)■取材日;20…

あなたも始めませんか、トレイル! スタッフが優しく丁寧にサポートします!!

みちのく潮風トレイル 名取トレイルセンターは、2019年にオープンした『みちのく潮風トレイル』の拠点施設。ハイカーのサポートやトレイルに関する情報発信、各種イベントを行うほか、地域の人との交流の場にもなっています。 インタビューに答えてくださっ…

素晴らしい自然の景観 人とのふれ合いが魅力 ~歩くからこそ見えてくる気づきを大切に~

みちのく潮風トレイルは日本一長いトレイルで、日本からのみならず海外からも問い合わせが来るほど注目されています。全線のルート情報や、ルート沿線のイベントなどの情報を発信し、トレイルを歩くための各種サポートをしているみちのく潮風トレイル名取ト…

地域の課題から始まる「つながり」の連鎖

「名取市手をつなぐ育成会」は、昭和30年、地域で孤立しがちな知的ハンディを持った方の自立や社会参加、保護者のネットワークを実現するために始まりました。現在では名取市全域に活動を拡げ、知的ハンディを抱えるお子さんやその家族が自分らしく生活でき…

2019年度 ソーシャルライター入門講座 in 岩沼 受講生の取材記事

2019年度、地星社ではソーシャルライター入門講座 in 岩沼を開催しました。3回の講座+取材体験を経て、受講者が作成した取材記事を掲載します。どの記事も力作ぞろいです。ぜひご覧ください。 chiseisha.hatenablog.jp chiseisha.hatenablog.jp chiseisha.h…

羊がつなぐ被災地の新しい交流

いわぬまひつじ村は、東日本大震災による津波被災後、草が生い茂り、石だらけだった手つかずの土地に作られたふれあい牧場です。行政や運営団体、地域住民が力を合わせて被災地の再生と活性化を実現しています。震災後の新しい交流や学びの場のかたちを取材…

母と幼子の孤立を防げ ~豊かなつながりと体験が生む「共育ち・共育て」~

「ちびぞうくらぶ」は、地域の乳幼児を持つお母さんの孤立を防ぎ、子育て仲間が集うための場です。口コミで参加者が増え、さらに大学生、中高年者、障害者など、多様な人々との交流も生まれています。誰もがのびのびとして育て合い、成長する「共育ち・共育…

つながりを取り戻す  ~世代をつなぎ、「住みたい」「帰ってきたい」地域へ~

岩沼市社会福祉協議会では、高齢者の方や障害を持つ方や子どもたちが、スポーツや介護体験を通じて交流するイベントなどを企画しています。今回は、地域福祉課にお勤めの小菅寿美(こすがとしよし)さんに熱い思いを伺いました。 取材先:小菅寿美さん(社会…

「住みたいまち・帰って来たいまち岩沼」をつくるために

生粋の岩沼っ子・小菅寿美さんは、生まれも育ちも岩沼市。就職先も「岩沼市社会福祉協議会」を選び、今は岩沼市で子育て中でもあります。小菅さんが仕事をする上で心がけていること、またその心がけにつながったきっかけについてお聞きしました。 取材先:小…

震災を乗り越え、地域に根付くコミュニティーの場

顔を合わせれば自然と挨拶が飛び交う、昔ながらの素朴なふれあいのある地域「玉浦地区」。その地域に根付いた、世代を超えたコミュニティの絆はとても力強い。「岩沼みんなの家」の活動をうかがい、その力強さはとても貴重で、今の時代に必要なものだと改め…

誰もが集まれ、楽しく過ごせる新たな地域の「居場所」

地域の子どもたちに温かくておいしい食事を提供している「いわぬま・こども食堂+」は、2018年2月にスタートしました。今、岩沼に新しいつながりを生む場として定着しつつあるこども食堂+には、どのような人が参加し、どのように運営しているのでしょうか。…

住民の興味から主体性を育むコミュニティ支援〜仮設住宅の課題に共同で取り組む〜

*本記事は「ソーシャルライター入門講座」の受講生用のダミー記事です。講座で原稿を書く際のフォーマットを示しています。*本記事は、取材相手が主語になっていますが、講座の原稿では取材相手を三人称にして記事を作成してください。 ▲音楽サークルなど…

クラウドファンディングと副代表(自分)の苦悩と向き合う(副代表理事 真壁さおり)

先日、「クラウドファンディングと布田代表の苦悩に向き合う」と題した文章で、みなさまに寄付へのご協力をお願いした。じゃあ自分はどうなのだ、ということで、今度は自分自身と向き合ってみた。 クラウドファンディングと向き合う私の苦悩は、ズバリ、「寄…

クラウドファンディングと布田代表の苦悩に向き合う(副代表理事 真壁さおり)

2016年9月末、地星社では、「地域の力を引き出す『宮城県 被災地・地域活動団体ガイドブック』発行」にあたり、クラウドファンディングでの寄付ご協力のお願いを開始した。 初めはほどほどに寄付が集まっていたが、10月5日~10日の5日間、まったく寄付に動き…

寄付金控除の社会的な意味合い—社会参加の度合いを高めるということ

先日、あるNPOの役員の方たちを対象に、認定NPO法人についての研修の講師をする機会があって、そのときに「寄付金控除の社会的な意味合い」についても話しました。ちなみに地星社も認定NPO法人です。13年3月1日法人設立→15年3月31日認定取得というほぼ最短コ…

「寄付・助成金を活かせる団体、活かせない団体」発表資料

10月6日、日本財団CANPAN・NPOフォーラムに布田が登壇し、CANPANの山田泰久さん、シーズ・市民活動を支える制度をつくる会の関口宏聡さんと「寄付・助成金を活かせる団体、活かせない団体」についてトークセッションを行いました。 当日の発表資料をこちらで…

「課題は何か」から「資源は何か」へ

東日本震災の後、被災地で復興支援をしている団体は、「課題は何か」「ニーズは何か」を問い続けながら活動してきました。また、外部の支援者(寄付者、助成機関等)からも同じ問いを問われ続けていたと思います。しかし、「課題は何か」「ニーズは何か」に…

「寄付」という参加のかたち—クラウドファンディングを始めるにあたって

地星社で、この度クラウドファンディングに挑戦することにしました。寄付を集めるプロジェクトについては、下記のクラウドファンディングのページをご覧ください。また、ページに書ききれなかったことは、このブログでも追々説明していきたいと思います。 地…

助成金の審査とルーブリック評価

先日、ある教育系のNPOが開催した委員会にオブザーバーとして参加させていただきました。その会議の中で、委員の方から研修での評価の方法について「ルーブリック評価」を取り入れてはどうかという提案がありました。私も不勉強で、ルーブリック評価という言…

ブログによる情報発信とその影響

地星社ももっと情報発信していこうということで、7月15日からブログを更新してきました。8月末までは、平日毎日更新するということを個人目標として掲げていて、どうにか今回でそれは達成できました(けっこう大変でした…)。 ブログを更新していると、気に…

調査の資金をどう調達するか—社会調査のための助成金

NPOにとっての調査の重要性については、以前から言われていたことだと思います。とは言え、調査をするにあたっての資金をどう工面するのかというのは現在に至るまで頭の痛い問題です。調査に使える助成金はそれほど多くはありませんし、調査は一般的に地味な…

小規模多機能自治というソーシャル・イノベーション

8月26日はIIHOEの川北秀人さんによる小規模多機能自治の勉強会でした。地星社も協力団体として開催にかかわりました。川北さんのブログから当日の発表資料をダウンロードできます。 小規模多機能自治をごく簡単に言うと、「地域自主組織による課題解決型の住…

リサーチ・クエスチョンを立てる③—「どうすれば」を「なぜ」に変換する

NPOが活動を行う場合の問いの立て方は「どうすれば〜できるか?」というパターンになることが多いと思います。 どうすれば、障害者が就労できるか? どうすれば、住民主体の地域づくりができるか? どうすれば、二酸化炭素の排出量を減らせるか? など 「ど…

加藤哲夫さんを偲ぶ

せんだい・みやぎNPOセンターの代表理事だった加藤哲夫さんが亡くなって、8月26日でちょうど5年になります。私も地星社を立ち上げる前、センターの職員として講座の開催や助成プログラムの実施、事務局運営など、加藤さんと一緒に仕事をする中で、多くのこと…

地星社の活動について

あれこれとブログ記事を平日毎日更新していて、気づくと地星社についてはほとんど書いていませんでした。地星社がそもそもどのような活動をしているのか、ちょくちょくこのブログでもご紹介していきたいと思います。 地星社の事業分野は以下の3つになります…

エンパワーメントとは何か

以前、地域に根差した福祉の実践を長らくされているNPOの代表の方に、エンパワーメントについて伺う機会がありました。その方がおっしゃるには、エンパワーメントとは、「自分の言葉で社会に参画すること・自己決定することの手助けである」とのことでした。…